物書きは描いたページ数よりその内容とレベルを優先して考えるものでしょう。プロなのだから読者を喜ばせるのは当たり前、 智香ちゃんドラマを作るときはもの凄く集中して物語に埋没してしまいます。「きっとこれなら喜んでもらえる。 読者の皆様にも感情移入していただいて、しんどい日常のストレス解消にしていただけたらありがたい」はい、智香ちゃんどんなにたくさん描いても、つまらない作品は絶対描かないよう自分を戒めております。これまで描いた作品数はすでに100000ページに近づいてる事がわかりました。もちろん作品数、ページ数において現役の女性漫画家では私が世界で１番だそうです。だからと言って世界一有名でもないし、稼いでいるわけでもありません。レディスコミックは単行本も出ないし、世界に羽ばたける胸躍る大冒険活劇でもありません。日本という特殊な女性だけの読者の漫画だからです。外国の漫画好きの女性たちは、その存在すら知らない、読んだこともない人がほとんどなのです。それでも日本の女性たちが私の漫画をたくさん読んでくれて、そのページ数が世界で１番多くなっているということは、最近になって私の誇りになっています。世界一という称号は、読者の皆様が私の漫画を必要として読んでいただいたからこそ成し遂げられた結果です。これをささやかな誇りとして、死ぬまで現役で皆さんの好む漫画を描いていきたい。そしてここまで頑張ってこられたのは。 私一人の力ではないことを強調しておかなくてはなりません。私は何時も仕事では人に恵まれて、周りの人たちに助けられてここまで来ることができました。読者の皆様、編集さん、アシスタントさん、友人、家族に大感謝です。ありがとう皆さん。